チェチェンの人々 戦争の傷跡

「りんご泥棒仲間」 

1997年1月27日
 (チェチェン共和国大統領選挙の投票日)
チェチェン西部 ウルス・マルタン地区
中央投票所
撮影:岡山拓朗

投票所内に入り込んできた少年ふたり。にわかコントを繰り広げて私たちを楽しませてくれた。チェチェン人の実体はコメディアンなのさ、と。りんご泥棒仲間とは「一番の仲良し、気のおけない友達」のこと。


「中等学校-1」 

 

1996年12月
首都グロズヌィ第18中等学校の休み時間
撮影:鍋元トミヨ

走り回る子どもたちの姿はどこも同じである。カメラを向けると特に男の子たちはポーズをとる。

日本人ボランティアが折り紙を始めると目を輝かせて駆け寄ってきた。

 

 

 

 


「中等学校-2」 

1996年12月
首都グロズヌィ第18中等学校の休み時間
撮影:鍋元トミヨ

この日は2年遅れの算数の授業だった。教育課程は7歳の9月に10年生の義務教育に入り、最初の4年が初等部、あとの6年が中等部となっている。暖房が壊れているので防寒服のままである。他の教室はさらにひどく破壊されていたが、それでも高学年の女子生徒が英語の授業を受けていた。


「お手伝い」 

1996年12月
チェチェン西部 サマシキ村
撮影:鍋元トミヨ

サマキシ村は1995年の4月、ロシア内務省軍による大量虐殺があったところである。3日間で300人あまりの村民が殺された。殺戮兵器の残骸があちこちに転がっていたが、停戦成立で人々の表情は明るく、特に子どもたちの表情は心に残った。この少年は家族のための水くみの手伝いをしていた。



「集会に集まる人々-1」 

1997年1月26日
大統領官邸前広場
撮影:鍋元トミヨ

選挙前日の大集会。男性たちがかぶっている帽子はカフカス地方独特のもので、正装の時にかぶることが多い。チェチェン史上初の選挙だというので人々は正装して臨んだ。



「集会に集まる人々-2」 

1997年1月26日
大統領官邸前広場
撮影:鍋元トミヨ

大集会参加者たち。「共に最後までやりぬこう」のプラカードには1996年に死亡したチェチェン独立の指導者ドゥダーエフ元大統領の写真がある。


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