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書評「誓い」
柳澤 千恵子
チェチェンの子どもを支援する会 ボランティアスタッフ
この本をチェチェンを知る入り口にしてみてはいかがでしょうか?
・チェチェンって聞いたことあるけど、どこにあるの?
・チェチェン戦争について詳しいことを知りたい。
・チェチェンの文化について知りたい。
・イスラム教って悪いイメージがあるけど、本当なの?でも世界中で
一番多くの人が信じているのはなぜ?
こんな疑問を持ったことはありませんか?
チェチェン人医師、ハッサン・バイエフ氏が戦争の悲惨さだけでなく、チェチェンイスラムに根ざした、人々の温かい文化についても語ってくれます。
チェチェン戦争はロシア軍により画策された戦争です。
ロシア側の身勝手な言い分、ロシア軍の非道極まる行動。チェチェン人だというだけで、賄賂を役人に渡さないと殺されてしまうかもしれない恐怖、テロ撲滅という名目での強奪・殺戮。
メディアを完全に排除したロシア政府の戦略により、私たちは真実を知らないままです。現在の文明社会で起きているとは信じ難いことが、日常茶飯事に行われています。また、そんな悲惨な状況を長期間強いられている、チェチェン人の苦しみや悲しみ。
きっと読みながら何度も憤りを感じると思います。
チェチェン人もロシア人も区別なく診察していたため、チェチェンの武装勢力とロシア軍両方から追われることとなった医師ハッサン・バイエフ氏の、医師として貫いた行為はアメリカへ亡命した後、ヒューマンライツ・ウォッチから「2000年人権監視者」の栄誉を受けています。
大国に翻弄され続けている、チェチェンの苦しみを理解してください。武器は何も生み出さないことを実感してください。
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