マイクロプロジェクト「編物教室」


経過報告と今後の計画

 
  現在開講中の編物教室は2006年の11月に開講しました。この講座の源流となったのは2004年1月に開講した高学年女子生徒たちのためのスキルアップ講座です。義務教育を修了できないまま大人になりつつある女子生徒たちに何か手に職をつけさせたい、という難民学校の先生たちの強い要望が関係機関を動かし、開講の運びとなりました。

 当初はローカルNGOであるHAYATのコーディネートでUNHCRが指導員の報酬分の資金提供をし、本会が材料費を負担することで合意していたのですが、いつの間にかUNHCRは手を引いてしまいました。自立を目指して半年間、熱心に訓練をうけた生徒たちはどこからも予算がおりず、宙ぶらりんになりました。こんなときにこそ小回りの利くNGOが動くときです。指導員の報酬も材料費も大きな金額ではありません。本会が日本の皆さんの募金をもって2004年の後半から手芸教室を継続しました。
 
 たくさんの子どもたちがこの手芸教室に通い、なんらかの技術を身につけましたが。チェチェン難民を取り巻く状況は厳しく、講座の途中で、生活に破綻し危険を承知でチェチェンに帰還した子もいれば、通うこともできない郊外地区に引っ越していった子もいます。

 2006年になるとUNHCRがチェチェン難民教育支援から撤退し、NRC(ノルウェー難民評議会)が支援を受け継ぐことになりました。このころ三鷹のあるNGOから大量の毛糸の寄贈を受けましたのでこの毛糸を使って「毛糸あみ講座」を開講するよう、NRCとかけあいました。NRCは手芸講座には同意したものの、当会との協力には否定的で、結局毛糸編み講座は成立しませんでした。そこで大量の毛糸は本会の裁量で使えることになりました。(寄贈された毛糸はアゼルバイジャンでは手に入らない高級品ばかりです)

 
 NRCは難民生徒の教科としてビーズ刺繍教室を開講しました。でもビーズ刺繍よりも毛糸編みの方が実用的で、スキルアップにはうってつけなのです。しかも寄贈された毛糸はアゼルバイジャンでは手に入らない高級品ばかり、上質の毛糸で編物の基礎を訓練するととても腕があがります。
  講座の会場を難民学校ラードゥガに置き、指導員を雇い入れました。指導員は2004年から難民のスキルアップに協力しているアゼルバイジャン人女性です。ほかの学校に通っている生徒や、若いころ戦争に追われて編物もできなかった大人の女性などが受講しています。仕上がった作品が売れたら売り上げの半分を材料の仕入れにすることになっています。

 マイクロプロジェクト「編物教室」は来年度も更新継続します。材料費は特に必要ありませんが、指導員の報酬の増額が必要です。

指導員報酬 (110$×11ヶ月) 2008/4〜2009/3
 
1210$
(参考:現行 月額 93$)  

 皆様のお宅で不要になった毛糸(毛100%に限る)がありましたら、ご寄付いただけますよう、お願いいたします。毛糸は重量がないので手荷物で持っていくことができます。

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