郊外の景色

 バクーからカスピ海にそって車で2時間ほど北上するととても不思議な眺めに出会います。2004年の秋、アゼルバイジャン・ローカルNGO・HAYAT職員の案内でこの神秘的な土地を訪れました。海岸沿いの道のすぐ脇に切り立ったがけがあり、その上に大きな岩がそびえています。この岩の存在を知らなければ見上げることもなくとおりすごしてしまいます。
 案内係の職員はわざと近くのサービスエリアに入り「ちょっと一服しよう」と言い出しました。車をおりて だれかが何気なく空を見上げて歓声をあげました。目の前にこの岩がそびえたっていたのです。
 岩の形が手のひらのようになっているので「5本の指」といわれ、聖地になっています。


 背丈の低い木か草がわずかに生えています。岩のできるだけ高いところまで歩いて参拝すると病気が治る、と言い伝えられています。細道をお祈りの言葉をつぶやきながら登っていく親子の姿がみられました。

 


 

 この岩の脇に立って眼下を覗き込むとカスピ海が広がっています。誰がこんなところに巨大な岩を運んだのか、人間は生かされているだけの存在ですね、と誰かが言いました。

 

 眼下はカスピ海
 案内係の現地NGOスタッフに言われるままに崖下をのぞき込むと、そこはカスピ海でした。

 

 


 聖地参りのほか、観光客もおおぜい訪れます。「ジャパン・ヤポナ!」とみんな気さくに話しかけてくるのでずっと昔からの知り合いで一緒に旅をしているような錯覚におちいります。
 アゼルバイジャン人はとても人なつっこく、しかも親日です。

 


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